フランスの自動車大手、PSAグループは2月23日、2016年の通期(1~12月)決算を公表した。
同社の発表によると、グループ全体の売上高は、540億3000万ユーロ(約6兆4490億円)。前年の546億7600万ユーロに対して、1.2%減とマイナスに転じた。
一方、2016年通期の純利益は、17億3000万ユーロ(約2065億円)。前年の8億9900万ユーロに対して、92%の大幅増益を果たす。黒字は2年連続で、同社が進めてきたコスト削減の効果が表れた。
2016年の世界新車販売台数(ノックダウン生産分を含む)は315万台。前年比は5.8%増と、3年連続で前年実績を上回った。
PSAグループ取締役会のカルロス・タバレス会長は、「この決算が厳しい環境においても、優れた業績を達成できる力があることを示している」とコメントしている。