米国の自動車最大手、GMは2月7日、2016年の通期(1~12月)決算を明らかにした。
同社の発表によると、売上高は1664億ドル(約18兆6867億円)。前年の1524億ドルに対して9.2%増と、2年ぶりに前年実績を上回った。
一方、2016年通期の純利益は、94億ドル(約1兆0557億円)。前年の97億ドルに対して、3%のマイナスとなり、2年ぶりの減益となった。
減益となった背景には、欧州事業の不振がある。GMは欧州事業の抜本的な改革を進めており、欧州でのブランドは、基本的にオペルに集約した。
また、2016年第4四半期(10~12月)に計上した点火スイッチの不具合によるリコール(回収・無償修理)の費用も、収益を圧迫する要因となっている。