開発前や工事現場の完成イメージを立体的に俯瞰できる建築模型。その作品の美しさやクリエーティブを体感できるスペースが、東京ベイエリアの天王洲アイルに誕生。寺田倉庫は2月7日、建築模型工房「Architecture Model Workshop」の内観画像を公開した。
寺田倉庫本社ビルに併設した Architecture Model Workshop は、建築模型の受注・制作・修復などを行う工房として、アトリエ長谷川匠などとともにオープン。これまであまり光があてられなかった建築模型の制作現場を、誰でも近くで見学できるようなフロアに仕立てた。
建築模型にはスタディ模型やコンセプト模型、断面模型、構造模型など、15種類以上もあり、制作費用は「A3サイズのスチレンボードで10万円から」という。
こうした建築模型の受注制作・修復のほか、建築模型制作に使用する人型シルエットなどのオリジナル商品のデザイン・制作・販売も実施。来場者に、フロア内で撮影した写真をその日のうちに渡すオリジナルシルエットプレートなどのサービスも行う。
また、建築模型を発注する側に立つ人はもちろん、「自分でつくる人も歓迎する」という。専門スタッフがいる空間で、建築模型を制作スペースでじっくり作り込むことができる。
天王洲エリアのジオラマや、著名建築家の写真資料、直筆サインなども見どころのひとつ。同工房は今後、「3歳からの子どもでも参加できる、オリジナルシルエットバーづくりなどのワークショップを展開する予定」と伝えていた。