ドイツに本拠を置く自動車部品大手、ボッシュは1月27日、ドイツ・シュトゥットガルト近郊のフォイヤバッハに、バッテリーキャンパスを設立し、バッテリーセルとバッテリーパックの開発を集約させた、と発表した。
このバッテリーキャンパスでは、バッテリー技術のスペシャリストと300人のスタッフが働く。電動化の普及の前提となるコストダウンに向けて、バッテリー技術改良のための研究を進めるのが目的。未来のセル技術を、量産可能な段階にまで開発する作業に取り組む。
ボッシュは毎年、およそ4億ユーロを電動化モビリティのために投資。電気モーター、パワーエレクトロニクス、バッテリーなど、生産テスト済みのコンポーネントの多彩なポートフォリオをもとに、ボッシュはこれまでに30件の受注を獲得してきた。
ボッシュ取締役会のフォルクマル・デナー会長は、「ボッシュは電動化に欠かせない主要コンポーネントをすべて取り揃え、あらゆる市場で活動している。顧客リストには、長い歴史を持つ自動車メーカーと、新たに市場に参入した企業が名を連ねる。ボッシュは電動化モビリティ時代の到来に、すぐにでも対応できる用意ができている」と語っている。