欧米の自動車大手、FCA (フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は1月26日、2016年通期(1~12月)の決算を明らかにした。
同社の発表によると、2016年の売上高は、1110億1800万ユーロ(約13兆4972億円)。前年の1105億9500万ユーロに対して、0.4%増とわずかに伸びた。
また、2016年通期の調整後の純利益は、25億1600万ユーロ(約3060億円)。前年の17億0800万ユーロに対して、およそ1.5倍の大幅な増益を達成する。
好決算となった要因が、北米や欧州での好調な新車販売。また2015年は、北米での大規模なリコール(回収・無償修理)の対策費用を計上していたことも、2016年が大幅増益となった要因のひとつ。
なお、2016年第4四半期(10~12月)の決算は、売上高が、前年同期比1%増の297億1900万ユーロ(約3兆6130億円)。調整後の純利益は、前年同期に対して半減の5億3900万ユーロ(約655億円)と、公表されている。