ホンダの海外向け高級車ブランド、アキュラは12月上旬、11月の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は、1万1616台。前年同月比は5.1%減と、7か月連続で前年実績を下回った。
セダン系では、スポーツセダンの『TLX』が、2281台を販売。前年同月比は23.6%減と、8か月連続のマイナス。『ILX』は772台にとどまり、前年同月比は42.9%減と7か月連続で減少。最上級車の『RLX』は140台を売り上げ、前年同月比は16.7%増と、プラスに転じた。
SUVでは、大幅改良を受けた2017年モデルを投入した『MDX』が、4622台。前年同月比は13%増と、4か月連続で前年実績を上回る。『RDX』は3750台。前年同月比は1.6%増と、3か月連続で増加した。
スポーツカーでは、新型『NSX』が51台。6月の納車開始から、累計で201台を販売する。
アキュラの2016年1~11月米国新車販売は、14万4212台。前年同期比は10.1%のマイナスだった。アキュラ部門のジョン・イケダ副社長は、「大幅改良を施したMDXの好調な販売は、アキュラのデザインの方向性とパフォーマンス重視の姿勢が正しいことを示すもの」と語っている。