【コンチネンタル技術説明会】旋回中でも安定をキープ…ABSの有効性を身をもって体験

モーターサイクル テクノロジー
コンチネンタル・オートモーティブの旭テストセンター(千葉県旭市)にて二輪用ABSを体験。
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コンチネンタル・オートモーティブのモーターサイクル用最新テクノロジーを体験する『モーターサイクル・メディアワークショップ』が同社の旭テストセンター(千葉県旭市)にておこなわれた。

スーパースポーツ『BMW S1000RR』に搭載されるABSをまず体験したが、リアタイヤが浮いてしまうようなフロント荷重のハードブレーキをかけても、前輪がスリップする感覚はなかった。

また、通常はコーナリング中にフロントブレーキだけを強くかけるという操作は、バランスを崩しスリップ・転倒に繋がるためおこなわないのだが、それも可能としているから安全性はきわめて高い。実際、旋回中にブレーキレバーだけを強く握っても、何事もなく減速することができてしまう。

これは車体の傾斜角に応じてABS制御の感度を最適化するとともに圧力をスムーズに調整しているからで、前輪と後輪のブレーキ圧が常にバランス良く配分されているため。走行時の安定性とライダーの安心感が増し、要求どおりのブレーキを実行できるようになっている。

さらに転倒を防ぐ安全装置を備えた特殊な車両で、ABS未搭載状態での前輪ロックを体感できるなど、ABSそして前後連動式ブレーキの有効性を身をもって感じることもできた。

また、『BMW R1200RT』などに搭載される『モーターサイクル ホールド&ゴー(MHG)』(BMWではヒルスタートコントロールとネーミングする)は、坂道などで車体を安定させるシステム。ブレーキレバーを強く握りこむとメーター内のインジケーターで稼働したことが示され、坂道ブレーキが自動的にかかるというものだが、これもテストコースの登板路にて試すことができた。

コンチネンタルといえばタイヤというイメージが先行しがちだが、こうした電子制御による先進技術も絶えず研究・開発し、モーターサイクルメーカーへ供給していることを改めて知る機会となった。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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