ニューバランスジャパンは5日に、日本初となるグローバルフラッグシップストア「ニューバランス原宿」を東京にオープンする。11月までに開店予定のものを合わせ、日本国内の直営店全6店を拠点として、スポーツとライフスタイルとを融合したニューバランスの世界観を発信する。
原宿にオープンするグローバルフラッグシップストアは、全4階層で合計約1400平方メートル。ランニングを中心としたパフォーマンスカテゴリー、ライフスタイル、ウィメンズ、キッズなど、ニューバランスの全てのカテゴリーにおいて、グローバルフラッグシップストアならではのラインナップを展開する。一般の販売店にはない、原宿限定の製品も多くなる予定だ。さらにカフェやシャワーブースを設け、各種イベントを実施していくという。
4日の記者会見&内覧会でニューバランスのコンシューマー・エクスペリエンス&ディマンド・クリエーションEVPのクリス・ラッド氏は「われわれは2020年に、アスレチックブランドとして世界トップ3に、ランニングブランドとしてベストになることを目標にしている。スポーツと消費者とをつなぐ、スポーツとファッションとのクロスセクションがわれわれの強み。2020年に東京ではビッグイベントが控えており、フラッグシップストアを開設するのにいいタイミングだ」と語った。
ニューバランスジャパンの富田智夫代表取締役社長は、「気軽にスポーツをやってほしい。1日限りのイベントでまず体験するのも良い。ニューバランスのスニーカーを気に入ってくれて、スポーツを始める際に再びニューバランスを選ぶ、という動きがある」と、マーケットの動きを解説し、「もうひとつ上のステージヘ」と意気込みを語った。
また富田社長は、原宿という立地について、情報発信を重視している。「トラフィックなら新宿や渋谷もある。しかしモールやビルの中ではなく、路面店にしたかった。また原宿はグローバルブランドが集積している街だ」と説明した。