南海電気鉄道は10月27日、高野線で運行している「真田赤備え列車」の運行期間を延長すると発表した。
「真田赤備え列車」は、高野線の2000系電車4両編成1本に装飾を施したもの。戦国時代の武将・真田幸村の「赤備え甲冑(かっちゅう)」をモチーフに、「六文銭」や「結び雁金」をあしらっている。座席も赤をベースに「六文銭」を取り入れたデザインに変えた。NHKの大河ドラマ「真田丸」の放映開始に先立ち、2015年11月から運行されている。
このほか、真田幸村が幽閉された地にある九度山駅(和歌山県九度山町)の赤備え装飾も、実施期間を延長する。
当初の発表では実施期間を約1年間としていたが、「地元九度山町をはじめ、多くのお客さまからご要望をいただいている」とし、延長することにしたという。延長期間は「当面の間」としており、具体的な時期は定めていない。