JR四国、西佐川駅の駅舎を町に譲渡…住民の交流スペースに

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土讃線の西佐川駅。駅舎を譲り受けた佐川町が改修する。
  • 土讃線の西佐川駅。駅舎を譲り受けた佐川町が改修する。
  • 駅舎の改修イメージ。かつての駅事務室や出札室(切符売場)に観光協議会の事務室や交流スペースを設ける。

JR四国はこのほど、土讃線西佐川駅(高知県佐川町)の駅舎を佐川町に譲渡した。佐川町は駅舎を改修した上で活用する。

JR四国と佐川町の発表によると、佐川町が耐震化を含めた駅舎の改修を実施。事務室があった部分を中心に観光協議会の事務室を設けるほか、切符売場があった部分を中心に地域住民向けの交流スペースを設ける。待合室の脇には多目的トイレを整備する。

佐川町内には土讃線の駅が五つある。このうち西佐川駅は、2010年9月に駅員のいない無人駅になっている。1日の利用者数(乗車)は2015年度で299人。

JR四国は2015年、維持費の軽減策として現在の駅舎を撤去し、トイレを設けない小規模な待合施設を新たに整備する方針を佐川町に示した。その一方、同町が活用することを条件に、駅舎を無償で提供する考えも同時に示していた。

《草町義和》

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