トヨタ紡織が発表した2016年4~9月期連結決算は、経常利益が前年同期比20.3%増の360億9600万円と大幅増益となった。
売上高は同3.7%減の6674億8500万円と減収だった。アジア・オセアニア地域などで増産したものの、海外事業の為替換算の影響で減収となった。
収益では、製品価格変動や為替差損による減益要因があったものの、商品力を向上した新製品の増産効果や、合理化などの増益効果で、営業利益は同30.3%増の361億4800万円と大幅増益となった。四半期純利益は税負担の増加などの影響で、同25.0%減の132億8100万円と減益だった。
通期業績見通しは、売上高が同6.1%減の1兆3300億円、営業利益が同16.0%増の690億円、経常利益が同22.9%増の690億円、当期利益が同822.9%増の360億円を予想する。