9月13~17日、ドイツ・フランクフルトにおいて、世界最大規模の自動車産業総合見本市「アウトメカニカ・フランクフルト」が開催されている。今年は76カ国から計4820社が出展しているということで、これまでに増して国際色豊かだ。
とはいえ、やはりドイツや中国のように、数多くの企業が出展している国がある一方、自動車産業でまだそれほど存在感を出せていない国というのも少なくない。今回は様々な国のブースが集まる「部品エリア」の6番ホール4階を見て回った。
ここの階に出展している国は、モロッコ、ルーマニア、ポーランド、チェコ、オランダ、ハンガリー、マケドニア、トルコ、インド、パキスタン、タイ、マレーシア、インドネシアなど。アフリカから欧州、アジアに至るまで幅広い地域からの出展があった。展示している部品はサスペンションやエンジン部品、ブレーキ部品、ランプ、フィルター、燃料ポンプ、インジェクターなど。そのほか、樹脂製品や革製品も目立った。
数多くの国から出展がされる中、特に目に付いたのはインド、パキスタン、トルコの企業。ブースの数が多く、その意気込みが感じられた。
ちなみに中国と香港は他のホールにも中小企業が数多く出展している他、会場の中心に位置する広場に用意された「ワールド・オブ・アジア」という特設ホールでも多くのブースを展開しており、中小企業ブースの数では他の国々を圧倒していた。