12日午後3時50分ごろ、群馬県桐生市内の市道で、自転車に乗って道路を横断しようとしていた10歳の男児に対し、交差進行してきた乗用車が衝突する事故が起きた。男児は重傷。警察はクルマの運転者から事情を聞いている。
群馬県警・桐生署によると、現場は桐生市東3丁目付近で片側1車線の直線区間。丁字路交差点に信号機は設置されていない。10歳の男児は自転車に乗って道路を横断しようとしていたが、右方向から交差進行してきた乗用車にはねられた。
男児は近くの病院へ収容されたが、頭部骨折などの重傷。クルマを運転していた同市内に在住する52歳の男性にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)容疑で事情を聞いている。
現場は見通しの良い区間。自転車側に一時停止義務があった。男児は自転車用のヘルメットも着用していたという。警察では双方の安全確認に怠りがあったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。