三菱自動車の米国法人、三菱モータースノースアメリカは8月上旬、7月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は7890台。前年同月比は0.3%増と、2か月連続で前年実績を上回った。
7890台の内訳は、乗用車が前年同月比16.2%減の2393台と、3か月連続で減少。SUVなどのライトトラック系は、前年同月比9.7%増の5497台と、25か月連続の前年実績超え。
SUVでは、主力車種の『アウトランダースポーツ』(日本名:『RVR』)が回復。7月は3545台を販売。前年同月比は9.3%増と、5か月ぶりに前年実績を上回った。アウトランダースポーツは2012年7月から、米国イリノイ工場での現地生産に切り替え、需要増に対応してきたが、三菱は米国生産からの撤退を決めている。
また、『アウトランダー』は7月、改良新型モデルが1952台を販売。前年同月比は10.3%増と、17か月連続の前年超え。2013年9月に米国市場に投入した『ミラージュ』は1280台。前年同月比は17.6%減と、3か月連続で減少した。
2015年の三菱自動車の米国新車販売台数は、前年比22.8%増の9万5342台と、2008年以降では過去最高を記録。2016年1-7月は、前年同期比4.2%増の5万9824台を販売している。