世界的規模に拡大したタカタ製のエアバッグインフレーターの不具合問題。事故の際、同社製エアバッグの異常破裂が起きた可能性があり、マレーシアで新たな死者が出たことが分かった。
これは6月27日、ホンダのマレーシア法人が明らかにしたもの。「マレーシア国内で起きた6月26日の事故において、タカタ製エアバッグが展開し、ドライバー1名が死亡したことが確認された」と公表している。
ホンダ・マレーシアによると、今年の4月16日と5月1日にも、ホンダ『シティ』が事故を起こし、タカタ製エアバッグの異常破裂の疑いで、それぞれのドライバーが死亡したという。
今回、事故を起こした車両もシティで、年式は2005年式。リコール(回収・無償修理)の対象車だったが、事故の時点では、リコール作業を受けていない車両だった。
ホンダ・マレーシアは、「現時点でドライバーの死亡原因は当局が調査中で、特定できていない」と説明している。