気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2016年6月23日付
●NY円安一時106円台、市場「残留」の見方(読売・1面)
●三菱自、販売目標との差額補償、販売会社に、4~6月分(読売・8面)
●鴻海傘下入り議決、株主総会シャープ再建に不安も(毎日・6面)
●「トヨタ」が4位、「レクサス」8位、米販売品質調査(毎日・6面)
●「賢い企業」トヨタ17位、16年米MIT技術誌発表(東京・6面)
●東芝・VWに賠償請求、公的年金「株価下落で損失」不正会計・排ガス問題(日経・1面)
●社説「排ガスゼロ」競争を日本車の好機に(日経・2面)
●有料道運営初の民間委託、入札、前田建設連合に(日経・5面)
●三菱自の軽生産ライン、来月4日にも再開(日経・13面)
●JR東海が新型新幹線、『N700S』20年ごろ運行開始(日経・13面)
●マツダなどポンドと高い連動性、英投票後も値動き大きく(日経・19面)
ひとくちコメント
米国の調査会社であるJDパワー・アンド・アソシエイツが2016年のブランド別の初期品質調査(IQS)の結果を発表した。きょうの毎日などが共同配信の記事を取り上げている。
それによると、日本勢では最高順位がトヨタ自動車の「トヨタ」が前年の9位から順位を大きく上げて4位となったほか、トヨタの高級車ブランドの「レクサス」も同じく9位だったが、今回は8位に上昇したという。
一方、首位は韓国の起亜自動車の「キア」で27年ぶりにノンプレミアム系ブランドが全ブランドのトップになったという。2位は「ポルシェ」だが、現代自動車の「ヒュンダイ」も3位に入り、韓国勢の健闘が際立ったそうだ。
日本車メーカーでトップテンに入ったのは、トヨタの2ブランドのほかには
日産自動車の「ニッサン」が前年の20位から10位に大躍進した。ただ、日産の高級車ブランドの「インフィニティ」は5位から12位に後退している。
今年で30年目を迎えたこの調査は、車両購入後90日間での新車の品質を調べるもので、初期品質は、100台当たりの不具合指摘件数として算出、数値が小さいほど不具合指摘件数が少なく品質が良いことを示すという。