カナダ・オンタリオ州政府、FCAに71億円を助成…世界初のPHEVミニバン生産を支援

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握手を交わすオンタリオ州のウィン・キャサリン首相(右)とFCAカナダ社長兼最高経営責任者(CEO)リード・ビッグランド氏
  • 握手を交わすオンタリオ州のウィン・キャサリン首相(右)とFCAカナダ社長兼最高経営責任者(CEO)リード・ビッグランド氏
  • クライスラー パシフィカ

カナダ・オンタリオ州政府は、FCAカナダ社が同州南西部のウィンザー工場で進めている、世界初のプラグインハイブリッド(PHEV)ミニバン、クライスラー『パシフィカ』の生産に対する支援として、最大8580万加ドル(約71億円)を助成すると発表した。

今回、州政府は、FCAがパシフィカの唯一の生産拠点としてウィンザー工場を選んだことを受け、同工場の設備増強および、それに伴う従業員研修の充実化を支援するため、助成金の拠出を決定。助成金は、FCAが20年前から地元ウィンザー大学と共同で行っている「自動車研究開発センター」の研究体制強化にも使用される。

今回の支援により、ウィンザー工場では現行の4000人の雇用が維持されるとともに、1200人の新規雇用の創出も見込まれている。また、オンタリオ州の自動車産業全体のサプライチェーンにおいても、数千人規模の直接・間接的な雇用の創出が期待されている。

《纐纈敏也@DAYS》

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