スズキの鈴木修会長は5月10日の決算発表会見で、三菱自動車工業の燃費データ不正問題を受けた同社の社内調査に関し「現時点で順調に再確認が進んでいる」と述べた。
自動車メーカー各社は国土交通省の指示を受けて走行抵抗の測定方法などの調査を行っており、5月18日に報告の予定。鈴木会長は「私どもは多機種に分かれており、再確認しながら(調査を)進めている」と語った。
現時点で問題は出てないかという質問には「はい」と答えた。一方、今後の軽自動車販売への影響については「私たちが考えるより、お客様は賢明な選択をされると理解している。あまり影響ないのではないか」と述べ、メーカーの選別はあっても、市場への影響は軽微との見方を示した。