タカタは、米国市場でのエアバッグに関するリコール費用に関連して、2016年3月期決算で201億円を特別損失に追加計上すると発表した。
米高速道路交通安全局は、タカタ製エアバッグのリコール対象の拡大を命じる方向で検討しているが、今回の特別損失には含まれていない。
タカタでは、米国子会社が過去に製造したエアバッグ製品のリコール費用を再見積もりした結果、同社の負担額として166億円を特別損失に計授与する。
また、エアバッグ製品の不具合に関して製造物責任に対する和解金として35億円を特別損失に計上する。同社では、2016年3月期第3四半期までに製造物責任和解金26億円をすでに計上している。
同社のエアバッグに関する特別損失はこれで約990億円となる。
2016年3月期業績への影響は現在精査中で確定次第公表する。