レッカー車のクレーンアームが対向車線の観光バスを直撃、5人が負傷

自動車 社会 社会

4月28日午後2時10分ごろ、山形県遊佐町内の国道7号を走行中の大型観光バスに対し、対向車線を走行していたレッカー車(クレーン付きトラック)のアーム部分が直撃する事故が起きた。この事故でバスの乗客5人が負傷している。

山形県警・酒田署によると、現場は遊佐町吹浦付近で片側1車線の緩やかなカーブ。レッカー車は自走不能になった大型トラックを牽引中だったが、車両を積載するためのクレーンアームが対向車線側(右側)に向いた状態となっており、右カーブを進行中に対向してきた大型観光バスのフロントガラスを直撃した。

この事故でバスは右前部のガラスが損壊。乗客乗員17人のうち、客5人が割れたガラス片を浴びるなどして軽傷を負った。警察は翌29日にトラックを運転していた北海道八雲町内に在住する58歳の男を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)容疑で逮捕している。

聴取に対して男は「クレーンのアームが横を向いていたことに気がつかなかった」などと供述しているようだ。警察ではアームの固定方法に怠りがあったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース