日本ミシュランタイヤは、ドライバーの安定確保を目的に、事業者および従業員の意識調査データを提供する「運送事業者向け診断パッケージ」サービスを開始した。
近年、トラック輸送業界におけるドライバー不足は深刻化。就業者数はここ数年横ばいで推移している一方、生産拠点の集約や物流の直送化、EC事業の拡大などによる輸送需要増大に伴い、ドライバー1人あたりの輸送負担は増加傾向にある。
日本ミシュランタイヤではこうした状況を鑑み、ドライバーの安定確保を目的とした診断ツールをパッケージとして事業者に提供するサービスを開始。同サービスはドライバーと事業者、双方の調査を実施することで認識のギャップを浮き彫りにし、またミシュラン独自の調査データをもとにその運送会社の問題点を従業員の「エンゲージメント(会社に対する帰属意識や業務への貢献意欲)」という観点から相対比較して調査結果を報告する。
調査項目は、「仕事での最重視点」「労働環境満足度」「ドライバー継続意向」「研修内容」「上司とのコミュニケーション」「ドライバーとしての誇り」など全18項目。調査は事業主(管理者)およびドライバーを対象に無記名によるアンケート用紙記入方式で実施する。
サービス基本料金(税別)は7万円~30万円。