BMWの米国法人、BMWオブノースアメリカは4月1日、4月の米国新車販売の結果を発表した。BMWブランドは3万0033台を販売。前年同月比は12.5%減と、2桁の落ち込みとなった。
BMWブランドの3万0033台の内訳は、乗用車系が24.2%減の2万0616台。ライトトラック系(SAV=スポーツ・アクティビティ・ビークル)が32.4%増の9417台と、米国市場の動向に沿って、SUVが大きく伸びる。
乗用車系では、主力車種の『3シリーズ』が6218台。前年同月比は34.4%減と、大幅に減少。『5シリーズ』も3157台にとどまり、前年同月比は34.4%減と、落ち込む。一方、『2シリーズ』は28.6%増の1606台、『7シリーズ』は16.1%増の850台と好調だった。
SUVでは、主力の『X3』が、前年同月比190.5%増の4476台と大幅増。『X1』も131.6%増の3145台と大きく伸びた。『X4』は15%増の689台、『X6』は8.2%増の635台と堅調。一方、『X5』は17.6%減の3617台にとどまった。
BMWブランドの2016年第1四半期(1‐3月)米国新車販売は、前年同期比10%減の7万0613台。BMWオブノースアメリカのLudwig Willisch社長兼CEOは、「プレミアムSUVに対する米国での需要は引き続き、力強いペースで加速している」とコメントした。