欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは2月18日、排ガス不正問題のリコール(回収・無償修理)の進捗状況を明らかにした。
フォルクスワーゲングループは1月末、排ガス不正が行われたEA189型ディーゼルエンジンに関して、欧州のドイツで、リコール作業に着手。EA189型のうち、まずは「2.0TDI」で、ソフトウェアを更新するリコール作業を開始した。
今回、同社はその進捗状況を公表。リコール開始から2月18日までの3週間で、小型ピックアップトラック『アマロック』およそ4300台のリコール作業を終えた。フォルクスワーゲングループによると、4300台はリコール対象のアマロックの50%以上にあたるという。
これらのアマロックには、新たなエンジン制御ソフトウェアをインストール。違法なソフトウェアと置き換えるリコール作業を行った。
フォルクスワーゲングループは、「ソフト装着後、アマロックの排出ガス性能が、ユーロ5規制に適合することが確認された」と説明している。