パトカーから逃れようとクルマ5台に次々と接触

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9日午後11時55分ごろ、京都府京都市南区内の国道1号で、パトカーの追跡を受けていた乗用車が信号待ちの車両に接触しながら逃走する事件が起きた。この事故で車両5台が被害を受けた。クルマは最終的に駐車場へと突っ込み、運転者は車両を放置して逃走している。

京都府警・南署と伏見署によると、現場は京都市南区上鳥羽南島田町付近。伏見区内をパトロールしていた伏見署員が、不審車両として手配されていた乗用車を発見して追跡。現場となった交差点で信号待ちのために停車したクルマに接近しようとしたところ、クルマは急発進。前方に止まっていた車両2台に接触しながら逃走した。

逃げるクルマは交差点を左折して市道を西進したが、約300m離れた別の交差点でも信号待ちをしていた3台の車両の合間をすり抜けようとして接触。さらに左折して一方通行路に入ったところで路外に逸脱し、道路左側の駐車場に突っ込んで駐車中のワゴン車と衝突したが、運転者は車両を現場に放置して逃走を続けている。

一連の事故で接触被害を受けたタクシー運転手と乗客1人が軽傷。他の運転者にケガはなく、駐車中のクルマは無人で人的被害は無かった。

警察では道路交通法違反(ひき逃げ)事件として捜査を開始。付近に設置された防犯カメラ映像の分析を進め、逃走した40歳代とみられる男の行方を追うとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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