ICプロバイダーの台湾リアルテックは2月2日、世界初の高集積・最小の自動車用イーサネットベースのカメラ用SoCソリューション「RTL9020AA」を発表した。
RTL9020AAは、画像信号処理(ISP)、フィッシュアイキャリブレーション、ビデオ圧縮(MJPEG/H.264)、イーサネットMAC(オーディオ・ビデオ・ブリッジング付)、および100BASE-T1のPHYを含むカメラモジュールに必要なすべての機能を統合している。
主な用途はリアビューやサラウンドビューカメラシステムなどで、解像度は720p(1280×720)60fps、1080p(1920×1080)30fps。また、フィッシュアイキャリブレーションや2DNR/3DNRやHDRなどの画像信号処理を備えるほか、IEEE100BASE-T1を含む複数のIEEE標準をサポートする。
リアルテックは、シングル非シールドツイストペアイーサネットの採用を推進するオープンアライアンスプロモーターの18社の中の1社。このオープンアライアンスはIEEE100BASE-T1の標準化に成功し、100BASE-T1規格は、次世代自動車において主流の高速ネットワークプロトコルになることが期待されている。