ブリヂストンは、北米ウィルソン工場の乗用車用ラジアルタイヤ(PSR)の生産能力を増強すると発表した。総投資額は約1億6400万米ドル(約197億円)で、今後5年間で段階的に増強を行っていく。
2016年上期着工の第1および第2段階として、合計約1億米ドル(約120億円)を投資し、約1万5515平米の延床面積に先進的な生産設備・技術を導入。2018年までにウィルソン工場のPSR生産能力を現在の3万2000本/日から3万5000本/日へ増強する計画だ。
操業開始から42年の歴史を持つウィルソン工場は、同社グループの海外工場では最初にランフラットテクノロジー(RFT)採用タイヤの生産を開始するなど、イノベーションの先駆けとなってきた。2016年には汎用リムにも装着可能なRFT採用タイヤ「ドライブガード」の生産を開始することに加え、今回の増強によりグローバルでの競争力を高めていく。