もう一つの展示は、主として建設や土木分野でのプロジェクト提案などで役立つBIM(Building Information modeling)/CIM(Construction information modeling)での活用事例だ。ゼンリンの関連会社であるジオ技術研究所(ジオ研)が開発した3D地図に、都市内部の風の流れを解析したデータを加えると建物建設時の周囲へ与える影響を事前に把握が可能になる。また、薬品散布などを使ったテロ対策としても有効だという。
ゼンリングループは、3D地図を使った様々な分野でのGIS(Geographic Information System)活用を提案しており、当出展はその活用メリットを広く知ってもらうことが目的。災害対策として自治体で活用される事例は急増しており、ゼンリングループとしてもそうした分野での社会貢献を果たしていく考えだ。
《会田肇》