ヤマト運輸、モーダルシフト最優良事業者賞に…九州発関東行きで鉄道輸送拡大

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鉄道輸送を利用した新しい輸送モード(イメージ図)
  • 鉄道輸送を利用した新しい輸送モード(イメージ図)

ヤマト運輸は、日本物流団体連合会が主催する「第13回モーダルシフト取り組み優良事業者公表・表彰制度」で、「モーダルシフト最優良事業者賞(大賞)」を受賞した。

九州発関東行き荷物のモーダルシフト拡大の取り組みが評価されたもの。

「モーダルシフト取り組み優良事業者公表・表彰制度」は、モーダルシフト促進に関し、物流事業者の自主的な取り組みの推奨や意識の高揚を図るため、広く社会に発信していくことを目指し、モーダルシフトを積極的に推進している物流事業者を表彰する制度。

九州発関東行きの荷物の幹線輸送は、トラックが主体で、鉄道輸送ではJR貨物駅に近接した福岡ベース(福岡県の西部を担当する物流ターミナル)でのみ実施していた。鉄道輸送を拡大するため、佐賀ベース(佐賀県全域)と北九州ベース(福岡県東部)から関東への荷物を福岡ベースに集約した。

これまで、各ベースで関東の1都7県ごとに行っていた仕分けも、鉄道ダイヤに合わせるため、関東行きにまとめ、九州での作業時間を短縮、荷物の仕分け作業は、到着側の羽田空港に隣接する国内最大級の24時間稼動の物流施設「羽田クロノゲート」で行う新しい輸送スキームを構築した。

佐賀ベース、北九州ベース発関東行きの荷物を福岡ベースへ集約し、鉄道利用を拡大したことで、年間延べ約2300台のトラックを削減でき、約1800tのCO2削減を実現したとしている。

《レスポンス編集部》

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