京成電鉄はこのほど、12月5日にダイヤ改正を実施すると発表した。『モーニングライナー』『イブニングライナー』の運行体制が一部変更される一方、『シティライナー』が定期列車としての運行を終了する。
京成上野~京成成田・成田空港間を京成本線経由で結んでいる朝夕の定員制有料列車『モーニングライナー』『イブニングライナー』は、停車駅に京成船橋駅を追加。同駅では3号車と7号車のドアが開く。全体の所要時間は一部の列車で1~2分程度伸びる。
また、『モーニングライナー』『イブニングライナー』は現在、利用車両の号車のみ指定する定員制だが、改正後は全席座席指定とし、チケットレスサービスも利用できるようになる。
京成本線の有料特急『シティライナー』は、ダイヤ改正に伴い定期列車としての運行を取りやめる。『シティライナー』は京成成田空港線(成田スカイアクセス)の開業に伴い、同線経由に変更された『スカイライナー』に代わって2010年7月から運行を開始。当初は京成上野~京成成田・成田空港間で1日7往復運行されていたが、現在は土曜・休日のみ京成上野~京成成田間で1往復運行されている。
このほか、格安航空便(LCC)の成田空港夜間到着便からのアクセスを強化。成田空港発の上り最終アクセス特急の出発時刻を今より15分遅い22時49分に繰り下げるほか、22時03分発のアクセス特急を増発する。