三菱重工、高速道路課金制度の実証試験を開始…タッチアンドゴーなどと共同で マレーシア

三菱重工は2日、高速道路の複数車線を減速せず走行する車両に料金を課金するマルチレーンフリーフロー方式(MLFF)の実証実験をマレーシアで開始したと明らかにした。2018年の実運用を目指す。

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三菱重工は2日、高速道路の複数車線を減速せず走行する車両に料金を課金するマルチレーンフリーフロー方式(MLFF)の実証実験をマレーシアで開始したと明らかにした。2018年の実運用を目指す。

三菱重工は、2013年にITS関連企業のタッチ・アンド・ゴー及びクアトリズ・システムと、ITS事業推進で協業していくため覚書(MOU)を締約。これまでMLFFシステムをはじめ、ITS分野の技術開発を共同で行ってきた。

実証設備は、科学技術省のテクノロジー・パーク・マレーシアの敷地内に設定されている。試験ではマレーシアのナンバープレートに合わせたチューニングや、さまざまな気象条件でのデータ収集などを行う。2016年には社会実験として実際の高速道路において、モニター車両による実証を行う。MLFF技術による、駐車料金の支払い、車両の走行管理、自動車税管理の効率化など高速道路の課金以外の幅広いITS(高度道路管理システム)アプリケーションへの応用を検討していく計画だ。

広瀬やよい

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