世界規模で、排出ガス試験を巡る不正が発覚した欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループ。同社がこの問題について、対応策を打ち出した。
これは9月29日、フォルクスワーゲングループが明らかにしたもの。同社は、「この問題に関する最新情報を、顧客に伝える専用のウェブサイトを立ち上げる」と発表している。
違法なソフトウェアを装着し、不正に排出ガス試験を逃れていたフォルクスワーゲングループ車。その総数は、グループ全体で、世界のおよそ1100万台に及ぶ。
1100万台のうち、主力のフォルクスワーゲン乗用車ブランドが約500万台。アウディブランドが約210万台で続く。この他、グループ傘下のセアトやシュコダ、フォルクスワーゲン商用車も対象に含まれる。
専用のウェブサイトは、ブランド、国ごとに立ち上げられる予定。この問題に関する最新情報を顧客に伝えることで、顧客の不安を和らげるのが目的と見られる。