メルセデスベンツ『S300h』は、コンパクトカー並みの燃費経済性と、Sクラスならではの動力性能、快適性、静粛性などの全てを兼ね備えた日本初のクリーンディーゼルハイブリッドだという。
メルセデス・ベンツ日本が初めてクリーンディーゼルモデル、『E320CDI』を導入したのは2006年で、それから10年が経った。「当時の日本市場は、エコカーといえばハイブリッドで、ディーゼルのイメージは決して良いとは言い切れなかった」と振り返るのは、同社代表取締役社長兼CEOの上野金太郎氏だ。
しかしメルセデス・ベンツ日本として、「ディーゼルの環境性能は、ラグジュアリーセグメントにこそ有効であると確信し、ヨーロッパで既に主流であったクリーンディーゼルをいち早く日本に投入した」と述べる。E320CDI以降も、2010年以降『Mクラス』、『Gクラス』、『GLクラス』などSUVモデルにクリーンディーゼルを積極的に展開。2015年3月には、4気筒クリーンディーゼルを『Eクラス』、『CLS』に投入した。その結果、現在では、S300hを含め8車種、14モデルのクリーンディーゼルがラインナップされている。
そして、ディーゼルハイブリッドであるS300hも、「ハイブリッド先進国である日本のユーザーに、高効率のクリーンディーゼルハイブリッドを誰よりも早く届けたいという想いを強く持ち続け、ドイツ本社と共に世界で最も厳しい日本のディーゼル排出ガス規制をクリアするため、技術的な困難を乗り越えてきた」とコメント。
S300hについて上野氏は、「クリーンディーゼルエンジンと高効率の電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムがもたらす高次元の走行性能と、燃費経済性。この最先端の技術である、クリーンディーゼルハイブリッドを搭載するに相応しいのはフラッグシップのSクラス以外にない」と語った。