欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは8月25日、7月のフォルクスワーゲンブランド(乗用車)の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は45万7800台。前年同月比は6.9%減と、5か月連続で前年実績を下回った。
2015年1-7月の市場別販売は、最大市場の中国(香港を含む)が、前年同期比7.7%減の148万台。中国を含めたアジア太平洋地域も、6.9%減の161 万台にとどまる。
また、北米の1-7月実績は、前年同期比3.1%増の34万3600台。このうち米国は、20万5700台にとどまり、前年同期比は1.9%のマイナス。
信用不安からの回復傾向を示している欧州は1-7月、前年同期比3.3%増の104万台。このうち、西欧(ドイツを除く)は、7.9%増の55万8200台。地元ドイツは5.9%増の36万0700台と、プラスを維持した。ロシアは、前年同期比44.3%減の4万2500台と、大幅な減少が続く。
2014年のフォルクスワーゲンブランド(乗用車)の世界新車販売台数は、初の600万台超えとなる約612万台。2015年1-7月実績は、前年同期比4.3%減の340万台だった。