日東電工、性能を最大30%向上したネオジム磁石を開発…モーターの小型軽量化に

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日東電工は、同社のもつ有機-無機ハイブリッド技術を用いることで、世界初のネオジム磁石の開発に成功したと発表した。

開発した磁石は、配向を制御することで、ハイブリッドカーなどに搭載されているモーターの性能を、従来と比べて20~30%向上させることが可能となり、モーターの小型軽量化に貢献する。

今回開発した焼結ネオジム磁石は、有機-無機ハイブリッド技術を応用することで、従来の焼結ネオジム磁石では不可能だった配向を制御することができる。このため、モーターの性能を従来品より20~30%向上させることが可能で、モーターの軽量化、小型化が図れる。また、焼結前に自由に成形加工できるため、従来法のような焼結後の削りだしが不要となり歩留り向上も図れる。

2017年度から車載モーターや産業機械、家電用品、産業ロボット向けに販売する計画。

《レスポンス編集部》

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