欧州ビジネス評議会(AEB)は8月10日、7月のロシアにおける新車販売の結果を公表した。商用車を含めた総販売台数は、13万1087台。前年同月比は27.5%減と、7か月連続で前年実績を下回った。
ブランド別トップは引き続き、ロシア自動車大手、アフトワズの乗用車ブランド「ラーダ」。7月は2万0944台にとどまり、前年同月比は25%減と、9か月連続で前年実績を下回った。販売の主力は『Granta』で、前年同月比23%減の9105台と、2か月ぶりに減少する。
2位は引き続き、韓国のヒュンダイ傘下のキア。7月は1万3346台を売り上げ、前年同月比は13%減と、6か月連続で減少した。コンパクトカーの新型『リオ』が、前年同月比33.5%増の9151台と、2か月連続で増加。
3位は韓国のヒュンダイで、変わらず。その販売台数は1万2251台で、前年同月比は15%減と、6か月連続で前年実績を下回った。小型セダンの『ソラリス』(海外名:『アクセント』)が、1万0251台。前年同月比は4.8%増と、2か月ぶりに増加した。
4位はルノーで、6月と同順位。7月実績は、前年同月比35%減の9917台と、7か月連続で減少。『ダスター』が、前年同月比46.7%減の3033台と、14か月連続のマイナス。『ロガン』も34.6%減の3684台と、6か月連続のマイナス。
5位はトヨタで、6月の6位から上昇。7月は9604台を販売。前年同月比は28%減と、7か月連続で前年実績を下回った。『RAV4』が25.8%増の3131台と、3か月連続で増加。『カムリ』は12.4%増の3508台と、6か月ぶりのプラス。
6位はGMのシボレーで、前年同月比26%減の6228台を販売。SUVの『ニーバ』が、0.8%減の2671台だった。
7位は、引き続きフォルクスワーゲン。7月は5937台にとどまり、前年同月比は34%減と、7か月連続で前年実績を下回った。主力の『ポロ』が3685台を売り上げたものの、前年同月比は16%減と、16か月連続で前年実績を割り込む。
8位は日産で、6月の5位から後退。7月は5207台にとどまり、前年同月比は43%減と、7か月連続の前年実績割れ。新型『エクストレイル』が、1635台。前年同月比は5.3%増と好調を維持している。