東ソー、トレンガヌ州のハイシリカゼオライト施設で鍬入れ式 マレーシア

東ソー(本社・東京都港区)は9日、トレンガヌ州クママンにおいて合成ゼオライトの一種であるハイシリカゼオライト製造設備の鍬入れ式を行ったと、ベルナマ通信が報じた。

エマージング・マーケット 東南アジア

東ソー(本社・東京都港区)は9日、トレンガヌ州クママンにおいて合成ゼオライトの一種であるハイシリカゼオライト製造設備の鍬入れ式を行ったと、ベルナマ通信が報じた。

ハイシリカゼオライトは優れた耐熱性や耐酸性、吸着性能、触媒性能を有する合成ゼオライト。

トレンガヌ州の貿易及び産業委員会のテンク・プテラ・テンク・アワン委員長によると、製造設備はテルク・カロン工業団地の4.8ヘクタールの用地に建設される。投資額は3億2500万リンギ。2017年6月に運転を開始する予定だ。

同施設は東ソーにとって海外初の生産拠点となる。東ソーはトレンガヌ州立のTATI大学と協力し、日本で同大学の卒業生にトレーニングを行い、同製造施設に就業させることを計画しているという。

東ソーの宇田川憲一社長は、ハイシリカゼオライトは現在欧州や米国から需要があると表明。アジアでは経済成長が著しいためアジアにおける需要も増加すると見込んでいると述べた。

広瀬やよい

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