8月7日。パーツの到着などを待っていたため、セッティング変更が遅くなってしまった「ツーアンドフォー モータースポーツ」の『アウトランダーPHEV』だが、午後3時くらいには作業を終了した。
チームが向かったのは、チェンマイ郊外にあるダートコース。ここで今回のマシンのタイにおけるシェイクダウンテストを行った。おもな変更点はタイヤサイズを当初の設定サイズである235/85R16から、245/75R16へとサイズダウンしたこと。このサイズ変更はタイヤ径を小さくすることがねらい。
タイヤ径を小さくすることでトータルでのギヤ比を低くし、発進&加速時のトルクを稼ごうというわけだ。さらに今回のマシンはブレーキがマスターバッグレスとなっているため、タイヤ径を小さくすることで、少しでもフィールアップできることをねらっている。また、ブレーキパッドもマスターバッグレスにマッチしたものに変更した。
約1時間の走行を終え青木孝次選手は、「ドライビング全体として楽になった印象。エンジンのトルク感はかなり改善されたが、それでも去年よりタイヤ径が大きいため、若干去年より低く感じる。しかし、それは走り方でカバーできそう。ブレーキのフィーリングはかなりいい。少しエアをかんでしまっているようなので、それを抜けばさらにフィールアップするでしょう」と語った。
8月8日には、車検とセレモニアルスタートが予定されている。毎年行われていた、プロローグランについては今年はキャンセルされた。