4日午前8時ごろ、北海道函館市内の市道で、下り坂の傾斜を利用してエンジンの押しがけを試みていたとみられるワゴン車が路外に逸脱。民家敷地内に突っ込んで横転する事故が起きた。この事故でクルマの下敷きとなった60歳の男性が死亡している。
北海道警・函館西署によると、現場は函館市弥生町付近で片側1車線の直線区間。山間部から函館港の方向へ急な坂道となっている。60歳の男性は坂の傾斜を利用して不調となったエンジンの押しがけを行おうとしていたが、何らかの原因で路外に逸脱。縁石に乗り上げた弾みで横転し、民家敷地内に突っ込んだ。
クルマは運転席側を下にして倒れたため、ドアを開けて運転席から半身を乗り出していた男性は車両の下敷きとなって全身を強打。近くの病院へ収容されたが、まもなく死亡した。助手席に同乗していた62歳の女性が打撲などの軽傷を負っている。
警察では女性からも事情を聞き、事故発生の経緯を詳しく調べている。