フリースケール・セミコンダクタ(FSL)とコンチネンタルは、フリースケールの77GHzレーダー技術をコンチネンタルの次世代短距離/中距離車載レーダーモジュールに統合するプランを発表した。
今回の取り組みは、コンチネンタルが推進する先進運転者支援システム(ADAS)レーダー・ソリューションの次の進化を示すもの。これにより、各自動車メーカーは、主流車種でも次世代レーダーベースADASの採用を促進することができる。
フリースケールの次世代レーダー・チップセットは、包括的なレーダー・システムを統合し、車両の周囲をレーダーの対象範囲に収めることで、緊急ブレーキや死角検知、車線維持支援、歩行者検知といったアプリケーションに対応する。
同システムは、処理能力やチャネル数、視野、安全性に関して拡張性を備えており、複数のレーダー・モジュールを組み合わせることで、車両周囲の全方位検知を実現。また、チップ数を大幅に削減することで、低消費電力性能と高RF(無線周波数)性能を維持しつつ、小型化を実現する。