【VW パサート 新型発表】力強いショルダーが生む、意外な利点

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VW パサート 新型のデザインスケッチ
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新型VW『パサート』は、次世代プラットフォーム「MQB」をもとに、長いホイールベースと短いオーバーハング、そしてキャビンが後方に位置する新しいプロポーションを備えている。

このプロポーションを土台に、「ダイナミックでエレガントなショルダーのモチーフを考えた」と話すのは、フォルクスワーゲンAGエクステリアデザインのダニエル・シャルフシュヴェアトさん。このショルダーとは、サイドを走るキャラクターラインとその上のサイドウインドウとの間で、張りを持たせた面構成を指している。

ショルダーラインはフロントホイールアーチから力強く伸び、キャビンはリアに行くに従って徐々に低くなっている。更に、ショルダー部分はリアに行くほど、筋肉質な表現で、リアホイールに向かって力強い印象を与えている。

更に「このショルダーラインは精緻なアンダーカット(ショルダーライン下の断面)によって強調されている」と話す。「ここでは光と影が相互に作用していることを見ることが出来、車高を低く見せることに一役買っている。その結果、クルマの長さを強調しているのだ」と説明。

また、アンダーカットのもうひとつの利点として、「力強いショルダーとホイールアーチを同時に実現できることだ」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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