軽便鉄道(LRT)のクラナジャヤ線で22日、電車のブレーキシステムの不具合が原因となった小規模火災が二度に渡って起きた。いずれも乗客にケガはなかった。ザ・スターが報じた。
最初のトラブルは午前8時20分、セティアワングサ駅で発生。すぐに火は消し止められたが、サービスが30分ほど停止した。
そのおよそ4時間後、ユニバーシティ駅の近くで同様の不具合が起き、53人の乗客が足止めとなった。消防車両が現場に急行し代替輸送を行う車両が到着したため、近くの駅に乗客を移動させ、ケガ人などは出なかった。
ラピッド・レールによると、ブレーキ部分に不具合があり火花が散ったことがボヤの発生の理由で、線路の温度が上昇しすぎていたことも影響したという。製品の不具合が原因だとして、ブレーキ装置の製造業者、独クノールと電車の製造業者ボンバルディアに調査を依頼した。設計上の問題で不具合が起きた可能性もあると見られている。