宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、国際宇宙ステーション(ISS)第44次/第45次長期滞在クルーがバイコヌールで、打ち上げに向けた最終準備を開始したと発表した。
第44次/第45次長期滞在クルーの油井亀美也宇宙飛行士、オレッグ・コノネンコ宇宙飛行士、チェル・リングリン宇宙飛行士は、7月10日(現地時間)にロシアのガガーリン宇宙飛行士訓練センター(GCTC)から、ソユーズ宇宙船の打ち上げが行われるカザフスタン共和国のバイコヌールへ移動した。
翌11日に、バイコヌール宇宙基地で、打ち上げに向けて整備が進められるソユーズTMA-17M宇宙船(43S)と、打ち上げ時に着用するソコル宇宙服を確認した。
油井宇宙飛行士らは、ソユーズTMA-17M宇宙船に乗り込み、船内に積み込まれた搭載品の場所を確認した。確認作業を終えると、ソコル宇宙服を着用し、ソコル宇宙服のリークチェック(気密点検)とシートライナーとのフィットチェックを実施。その後、ソコル宇宙服を着た状態で再びソユーズTMA-17M宇宙船に乗り込み、ソユーズ宇宙船の制御パネルや機器の操作性を確認した。
7月12日には、打ち上げに向けた最終準備開始を象徴する伝統的な国旗掲揚セレモニーを、宿泊先であるコスモノートホテルで行った。
今後、油井宇宙飛行士らは、打ち上げに向けて最終的な訓練や準備に入る。
油井宇宙飛行士らが搭乗するソユーズTMA-17M宇宙船(43S)は、7月23日に打ち上げられる予定。