【BMW 2シリーズ アクティブツアラー 試乗】高速からワインディングまで、あらゆるシーンをこなす4WDモデル…諸星陽一

試乗記 輸入車
BMW 2シリーズ アクティブツアラー(225i xドライブ アクティブツアラー Mスポーツ)
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BMWブランド初のFFモデルとして登場したアクティブツアラーの4WD版への初試乗がかなった。

試乗車は225i xドライブ アクティブツアラー Mスポーツ。2リットルエンジンを搭載する4WDモデル。以前試乗した218i、1.5リットルFFモデルとの違いは大きかった。

そもそもエンジンの出力が大きく異なる。218iは136馬力の1.5リットルだが、225iは2リットルの231馬力。100馬力程度の出力差がある。日本に輸入される2シリーズアクティブツアラーのラインアップのなかでもっともパワーがあるのがこの225i xドライブ アクティブツアラー Mスポーツで、2リットルは4WDのみの設定となっている。

走らせるとかなりすっきりとして気持ちのいいドライビングが楽しめることがわかる。1.5リットルエンジンは過不足なく十分という印象だったが、この2リットルエンジンは余裕のフィーリング。高速道路を走っても、エンジンの余裕感はしっかりとあり、長距離移動を苦としないタイプのフィーリングだ。

サスペンションは固めのセッティング。ワインディングを走っていると、ロールがかなり少ないことを感じる。この手の背の高いボディを持つクルマとしては異例のロール感。このこだわりはBMWならではといえる。さらにかなり強固な直進安定性を持っていることも特徴的だ。ステアリングを切ればその瞬間からグイッと曲がっていくハンドリング特性だが、ステアリングに入力を行わない場合は、ビシッとした中立感を保ったまま、真っ直ぐに走り続ける。FFも中立感が高かったが4WDはさらに上をいく。

コーナリングに関しては、BMWらしい素直で鋭いもの。ステアリング切り始めのコーナリングフォースの立ち上がりが早く、グングンとノーズがインを向く。かなり雨の強い中での試乗となったがそこはxドライブの本領発揮。コーナーでアクセルを踏んでいってもアンダーステアは発生せずに、ねらったラインを正確にトレースしていく。どこまでニュートラルステアを保つのか? 試すにはテストコースが必要だろう。

車両本体価格は約500万円。クルマの成り立ちや総合性能を考えれば納得のいく部分だが、アピール性を考えると500万円の押し出し感はあまりない。しかし、逆にそれアクティブツアラーが魅力ともいえる。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活躍中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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