走行中のクルマから飛び降りた男性、対向のトラックにはねられ重体

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4日午前8時15分ごろ、愛知県豊明市内の伊勢湾岸自動車道下り線で、徒歩で道路を横断していた37歳の男性に対し、交差進行してきた大型トラックが衝突する事故が起きた。男性は意識不明の重体。上り線を走行していたクルマから飛び降りたものとみられる。

愛知県警・高速隊によると、現場は豊明市阿野町付近で片側3車線のほぼ直線区間。37歳の男性は上り線側から中央分離帯を乗り越えて下り線側へ進入。本線を歩いて横断していたところ、交差進行してきた大型トラックにはねられた。

男性は近くの病院へ収容されたが、全身を強打して意識不明の重体。警察はトラックを運転していた静岡県焼津市内に在住する56歳の男を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕したが、後に釈放して任意捜査に切り替えている。

後の調べで、負傷した男性は上り線を走行していた軽乗用車の後部座席に同乗していたが、突然ドアを開けて飛び降りたという。所持品からは遺書のようなものが発見されており、警察では男性が自殺を図ったものと判断。クルマを運転していた親族から事情を聞くとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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