JAXA、D-SEND#2試験計画を6月29日から開始

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D-SEND#2試験計画
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宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、6月29日から8月31日まで予定しているD-SEND#2試験計画の概要を発表した。

試験は、「静かな超音速旅客機」の実現に必要なキーとなる技術である低ソニックブーム設計概念で設計された機体の飛行を実証するのが目的。非軸対称供試体による先端/後端の低ソニックブーム設計効果の実証や、低ブーム波形取得技術の確立、低ブーム伝播解析技術の検証する。

試験では、放球時刻をT-0と設定し、10時間前(T-10h)よりカウントダウンを始めて作業を開始する。気球展開、ガス注入、供試体分離など、重要イベント毎に実行か中止を判断する。

飛行中は、ブーム計測システム(BMS)から伝送の波形データをモニタし、成否を判断する。投棄完了後、BMSから記録データを回収し、詳細解析による評価を経て最終判断する。

試験は、スウェーデン宇宙公社(SSC)の管理の下、JAXAが供試体準備とブーム計測作業を担当する。気球落下試験全体の責任者はSSCとなる。

《レスポンス編集部》

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