大同特殊鋼、スリムバッチ真空浸炭炉を日産自動車から受注

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シンクロサーモ
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大同特殊鋼は、日産自動車からスリムバッチ真空浸炭炉「シンクロサーモ」を受注したと発表した。

シンクロサーモは、ギヤなどの浸炭処理品を1枚トレイの上に平面的に並べ、1バッチを構成することで、加熱時間を短縮できるとともに、優れた均熱性が得られる。浸炭終了後の均一な高圧ガス冷却により、従来なし得なかった浸炭処理品の低歪み化を実現するとしている。

受注した設備は、日産の栃木工場(栃木県河内郡上三川町)に2016年春頃納入する予定。

大同特殊鋼では、大容量タイプのモジュールサーモに、スリムバッチタイプのシンクロサーモを加えた、真空浸炭炉の充実したラインアップで、今後、日本国内で大量に発生するガス浸炭炉の更新需要に対応する。加えて、同社の鋼材部門とも連携してシンクロサーモを活用した材料開発やプロセス開発を通した新たなソリューションを提案する。

《レスポンス編集部》

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