大同特殊鋼とニッパツ、次世代EV向けローター共同開発…高出力とリサイクル性を両立

SPM ローター(カットモデル)
  • SPM ローター(カットモデル)
  • ばね固定 IPM ローター
  • 熱間加工磁石(ネットシェイプ磁石)
  • 熱間加工磁石(溝加工付与磁石)

大同特殊鋼とニッパツ(日本発条)は、電動車の駆動用モーターにおける「高出力化」と「リサイクル性向上」を実現する次世代モーター向けローターを共同開発したと発表した。

今回の開発では、大同特殊鋼が持つ重希土類フリー熱間加工磁石の特長を最大限に活用している。この磁石は、一般的に使われる焼結磁石では難しい形状や磁化方向の自由な設計が可能で、使用する形状に近い形で成形できる独自技術を持つ。これにより、従来の構造では難しかったローター設計の自由度が大きく広がった。

地球温暖化を抑えるため、自動車などモビリティの電動化が急速に進んでいる。駆動用モーターには設置スペースの制約やコスト削減のニーズが高まっており、ニッパツはSPMローターの高出力化による小型化を目指していた。


《森脇稔》

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