歩道走行の自転車が歩行者をひき逃げ、重過失傷害で少年を書類送検

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今年4月、福岡県福岡市早良区内で発生した自転車による軽傷ひき逃げ事件について、福岡県警は10日、同区内に在住する19歳の少年を重過失傷害や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で書類送検した。容疑への関与を大筋で認めているという。

福岡県警・早良署によると、問題の事故は2015年4月2日の午前8時25分ごろ発生している。福岡市早良区百道1丁目付近の市道で、歩道を歩いていた47歳の女性に対し、後方から進行してきた自転車が追突。女性は転倒した際に足を打撲するなどの軽傷を負ったが、自転車は止まらずに逃走した。

警察では軽傷ひき逃げ事件として捜査を開始。現場周辺に設置されていた防犯カメラの映像を分析し、乗っていた19歳の少年を特定。任意で事情を聞いていたが、容疑への関与を認めたことから、重過失傷害やひき逃げなどの容疑で書類送検している。

現場の歩道は幅員約3m。朝の時間帯は通勤や通学で歩行者と自転車が入り乱れて走る状況となっていた。

聴取に対して少年は「通学のために急いでいた」などと供述しているようだ。警察では引き続き事故発生の経緯を詳しく調べる方針だ。

《石田真一》

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