電池、電源装置のジーエス・ユアサは1日、タイの連結子会社がマレーシアの合弁会社のユアサ・バッテリー・マレーシアの株式40%を買い取る株式譲渡契約を締結したと発表した。
契約を締結することで、ジーエス・ユアサ・グループのユアサ・バッテリー・マレーシアへの出資比率を、これまでの30%から70%まで引き上げ、ユアサ・バッテリー・マレーシアの経営権を取得し、連結子会社化する。
ユアサが発表した声明によると、マレーシア市場では競合メーカーの買収や新規参入による競争が激化している。タイ連携子会社のサイアム・ジーエス・バッテリーの経営資源やノウハウを活用することでマレーシアにおけるマーケットシェアの拡大を図る。現在の自動車用鉛蓄電池事業は約10%のマーケットシェアを占めるているが、2018年までに販売規模を倍増させる。一方でオートバイ用鉛蓄電池事業は今後も約35%のトップシェアを維持する計画だ。