SMAP衛星、土壌水分の分布画像を公開

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SMAP衛星、土壌水分の分布画像を公開
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米航空宇宙局(NASA)は5月20日、土壌水分観測ミッション「ソイル・モイスチャー・アクティブ・パッシッブ(Soil Moisture Active Passive、SMAP)」のオペレーション開始を発表し、世界全域の土壌水分の分布画像を公開した。

9km解像度の画像はSMAP衛星が5月4日~11日に取得したデータからつくられた。米国南西部と豪州内陸部は土壌水分が少なく、米国中西部・東部の土壌はほどよく湿気を含んでいるのが分かる。また、北極に近い地域は土地が凍っているため、土壌水分量が表示されていない。

レーダと放射器を搭載する観測衛星は1月に打ち上げられたばかり。観測データは、天気予報の向上、干ばつの監視、洪水の予測、農作物生産の支援、水・エネルギー資源・炭素循環関連の理解などに役立てられる。ミッション期間は3年。

《日下部みずき》

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